2020-01-01から1年間の記事一覧

12/25

もっと大橋裕之のブログみたいな感じになりたいのかもしれない。大橋裕之の2005年~2006年あたりのブログは、飾らない言葉で、野心も不安も素直に表明していて、なんかいい。毎日つける丁寧さと内容の適当さのミスマッチがいい。時々思い出したように、昔嫌…

12/24

友人たちに話を聞いてもらったおかげで、一昨日のことは早くも物語になって、よかった。せっかく目覚ましをかけていたのに聞こえなくて寝坊した。学校に行く途中、何も流さずにイヤホンをつけていたのだけれど、前を歩く人が文庫本を開いていて、すれ違う時…

12/21

今日は絶対に朝から漱石の『文学論』を読まなきゃいけない日だったのに、鬱々としてしまってできなかった。せっかく図書館に来たのに、30分くらいブラインド越しに窓の外を眺めて、1時間くらいtwitterを眺めた。情けなさだけでは年を越せないから、今年やっ…

12/9

Aマッソの両A面聞いてちょっと泣く。別れの場面、自分を守ろうとした結果としてやむなく相手を傷つけてしまうことがあって、でもまあ生きてる限りはいつかまた会える可能性もあるわけだし、今ここのさようならが全てじゃないとも思う、思いたいけど、「最後…

12/7

不定期に日記を附け始めたのは二年前のこの時期で、始めの二か月はWordで記録していたから、PCメモリの端っこに誰にも知られず置いてある。久しぶりに開いて読んでみると、頭からセンチメンタルをかぶってずるずる、びしょびしょの成人女性が出てきたので、…

11/29

卒業論文については何の進展もないが、ずっとAマッソの動画を見ている。公式チャンネルにあげられているのと、静岡朝日テレビで放送されていた「Aマッソのゲラニチョビ」のアップロード版を、この二日で半分くらい見た。客観的には今年度での卒業をあきらめ…

11/21

昨日の夕方、久しぶりにおじゃる丸を見た。待ち合わせに早く着きすぎてしまったおじゃる丸が、暇だから落ち葉で遊んでいる。小さな足で踏みしめたときの音とか感触で昔を思い出したり(五歳のくせにさ)、「黄色にも色んな色があるんじゃの」とかひとりごち…

11/1

同じ教室で授業を受けている藤木直人が、休憩時間に後ろの方で友達と話している。気づかれない程度にちらっと振り向くと、「いやあ、髪を切るのが面倒くさくてね…」とぼやきながらクリクリカールした毛を指で伸ばしているのが見える。余程体温が高いのか、指…

10/31

まだ少し気持ちが挫けていて、何をするにも動きが緩慢になっている。昨日は寒かったせいもあって、電気をつけたまま布団にもぐって寝てしまった。9時には目が覚めていたけれど、なかなか起き上がり難くて、10時を過ぎた頃にずるずるとベッドから離れた。風呂…

10/29

大好きなアイドルグループのメンバーが暫く活動を休止する。今年の四月、去年末からの休養があけて、最近ようやくライブや動画で姿を見られるようになった矢先だった。病名で検索すると、決して治らない病気ではないようだけれど、長期にわたる頻繁な通院が…

10/26

一、二文引用するために手に取った芥川龍之介全集の13巻に、北村薫が文章を寄せていた。「文学研究はこりごりだ」なんて大袈裟を昨日あんなにふれてまわって、その翌日に『六の宮の姫君』を書いた作家と、こういう出会い方をする。決して多読ではないけれど…

10/25

川を見ながら昼飯にのり弁を食べている女の人がいた。流れの真中には一羽の烏がいて、羽の間にたっぷり水を含ませてむくむく太っていた。何とかの行水というけれど、ああいう諺とか箴言とか、めったなことでは信用してはいけない。思考停止が一番怖い。 アカ…

10/13

朝からバイトだったので7時50分ごろ床を離れる。寝たのは2時近かったが珍しいくらい起き抜けの気分がよかった。朝食を作る気にはなれなくて、駅のシズヤで塩パンとかりんとう饅頭を買って、電車をおりたあと歩きながら食った。車内でマスクを外して食べるの…

10/8

全然好きじゃないじゃがりこを三日にいっぺん買って帰る 柱のあちこちを傷だらけにして怒られるのを待っている 捨てたい! 冷めたい! 放したい! パルテノン神殿に行ってみたい、とかその場しのぎの嘘ばかり 間違って押したエンターキーがあまりに雄弁 22歳…

10/3

昨晩は誘い出されて月を見にいった。鏡みたいな月だった。瞬発力がないのと鈍感なのとは別だと思うよっていわれて、ちょっとほっとした。

9/30

中間発表会が今日で終わる。自分の発表は昨日まわってきた。ガバガバのレジュメを全部読み上げようとしてものすごく駆け足になった上、時間もめちゃくちゃ超過して、全部についてちょっとずつ怒られた。叱って頂けてありがたいなどとしおらしいことは言えそ…

9/21

自分の部屋では勉強ができない。四連休の真っ最中で、図書館も自習室もタリーズも閉まっているから、妹に泣きついた。案外すんなり部屋にあげてくれて、今も妹の部屋でこれを書いて居る。私だったら絶対嫌だ。基本的にパーソナルスペースに踏み込まれるのが…

9/14

弟の夢を見た。病院で検診を受けた後、優しそうな男の医者に抱かれて眠っているその子に私は近づいて、ほっぺたを無遠慮にむにむにと触った。顔を合わせたのはきっと初めてで、周りに母も妹も、勿論父もいないのに、弟であることはすぐにわかった。医者はヒ…

9/7

ああ、ちがう! 昨日みたいなシケた日記は、金輪際、とは言わないまでも、しばらくは書きたくない! しゃんと背筋伸ばして、普段よりちょっとだけ大きく口を開けて、ブンブン腕振り回して歩くくらいが、今はちょうどいい。友人からハーゲンダッツのラインギ…

9/6

夢の中で上原の顔は高校時代とてもよくしてくれた国語の先生のそれで、私はかず子の目で彼の顔を見上げていたが、決してかず子は私じゃなかった。「しくじった」という言葉がいやに胸に残って、放課後ノートを持って行くついでに職員室の前で立ち話する時な…

8/28

8時ごろに起きる。昨晩読み始めた『ジョゼと虎と魚たち』を最後まで読む。関西弁をすんなり読める自信がなくて、田辺聖子は何となく避けてきたけど、アニメ化されたものが目に入る前にと思って、急いで買い求めた。この人もまた、江國香織や川上弘美や山田詠…

8/26

昨日は友人の引越し作業を手伝って、その後車の返却時間まで近場をドライブした。最近まで院試の勉強で忙しそうにしていたから、二人とも直接会うのはかなり久々だった。変に浮かれた姿を見せるのも癪なので、なるべく喜ばないようにしていたけど、11時に待…

8/25

家の前にカフェがオープンした。六曜社とSARASAの花輪が店先に出ていて、覗くと店主の親しい知人たちとみられるひとびとが涼しげな顔で歓談しているのが見えた。誰かがお店をオープンすることになったら、壁を塗ったり机を作ったり、手伝えたら楽しそうだと…

8/23

昨日の9時から今朝の4時まで、高校の友人3人とdiscordを使って話していた。小学校から高校まで同じ学校に通っていた彼女らが健康優良児児童だった時の話を、中学から知り合った私がずっと聴いている形だったが、全エピソードがめちゃくちゃ愛おしくて、なか…

8/22

昨日は何もしなかった。起きて、朝飯を食って、ツイッターを見て、漫画を読んで、ちょっとだけ志ん生の本を読んで、寝て、エビ中のオンラインライブのアーカイブを見て、ツイッターを見て、トマトを食べて、テトリスをしながら金ロー(昨日は「コクリコ坂か…

8/18

ロン・リット・ウーン『きのこのなぐさめ』を読み終える。いい本だった。一昨日ああいう文章を書いたのは、この本に影響されてのことだった。この本の中で「きのこ愛好家」と呼ばれる人たちはみんな透明な愛情の持ち主であるらしいけど、本当にそうなんだろ…

8/16

時々、思いがけない大きな悲しみに飲み込まれる。私たちが生き物である以上、生きているうちは仕方がない。大事な人はいつか死ぬだろうし、覚えていたくても忘れてしまう。ゴールテープの直前でけたたましく警笛が鳴り響いて、時間切れだから帰りなさいとい…

8/12

真藤順状『宝島』を読む。夢枕獏が帯に「小説を書くというのはこういうことなんだ」とコメントを寄せているが、「小説を読むというのはこういうことだったな」と思わされる本だった。昨日読んだばかりのシーン、オンチャンと一緒に星を見上げた夜のことを、…

8/5

8/1(土) 夜、友人に呼び出されて川辺で野菜ジュースを飲んだ。鬱々としてプチ家出を企てた彼、夜闇に紛れベンチに一人座っているだけでも十分アヤシイのに、黒いマスクをしているせいで余計にアヤシかった。以前同じような状況で私がすごく酔っぱらって、…

7/31

ボランティア先の同僚と映画を見に行った。一年と半年の間、週に一度は必ず会っている同学年のその人とは、お互いにまだ敬語が外れない。今日の帰り道、よほど「タメ口にしましょうよ」と言いそうになったが、これはこれで面白い気もするから、もう暫く放っ…