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昨日は友人の引越し作業を手伝って、その後車の返却時間まで近場をドライブした。最近まで院試の勉強で忙しそうにしていたから、二人とも直接会うのはかなり久々だった。変に浮かれた姿を見せるのも癪なので、なるべく喜ばないようにしていたけど、11時に待ち合わせしていたところを、6時に目が覚めて寝られなくなった。前日は2時就寝だったので、おかげで終始眠かった。後部座席で前の二人がもにょもにょ喋っているのを聞きながら、時々笑って、時々眠った。こういう風にしていて許されるのはものすごく楽だと思っていたら、帰りがけに一人の方から、「お前は改善したいところを自分でよく分かっているくせに、その割に全然改善されない」と言われて痛かった。運転も道案内も「できるようになりたいなー」と言いながら、チャイルドシートに座った子どもと同じに、窓の外を見てばかりだったので。彼冗談まじりだったけど、「アイタタ」と言いながら、酒が入っていたので少し泣いた。

よく眠れなかったのは、腹の底に2mmくらい緊張が折り重なって、落ち着かなかったせいでもあった。しかし当日になってみれば、恋はやはり既に死んでいて、概ね大丈夫だった(と思う)。ファミレスのテーブル席で健康ランドのお休み処で横断歩道の待ち時間で、ちっとも目が合わなかった。一方からはちょくちょく電話がかかってきていたが、もう一方は6月以来全く音沙汰がなかったし、私も連絡しなかったので、何をどう話せば良いものかわからなくなっていた。人見知りすらされていた気がする。かく言う私も人見知りをしていた。

今日になる前に家に帰った後で、ぼとぼとと気分が落ち込むので、よほど「改善されない」が利いているのだと思ったが、どうもそれだけではないらしい。恋は確かに死んだのだが、死んだ後で気づいたことは、私は普通にあのひとと、親しい友人になりたかったのだった。喋りたいことを思いついたら電話をしたり、気軽に飯に誘ったり、断られても「なんでだよ馬鹿」って悪態をつけるような。去年あたりそういう時期もあったかもしれないが、忘れた。前に座る友人たちが、私がいない間に培われた二人だけの言語で会話している。私は全然口を挟めない。後部座席でケラケラ笑いながら、本当は少し悔しかった。2年前、わざわざ恋と名付けたのがいけないのかも知れなかった。しかしそれは今だから言えることである。

車を返したあと、みんなであのひとの家に行って、私は一本だけ缶ビールを飲んだ。酔っぱらわずに帰れて偉かったと思う。あのひとが煙草を吸うところを初めて見た。