2024-01-01から1年間の記事一覧

4/25

サイゼリヤで飯を食った後、自習室に向かう途中、酒屋の前あたりに車が停められているのをみた。付けっぱなしのヘッドライトが植木の根本あたりを照らしていて、そこに群がっているシロツメクサが妙に煌々として、印象に残った。月とシロツメクサが同じ要領…

4/24

昨日、心についてあれこれ話しすぎた反動で今日は誰とも話したくなく、とにかく無心で手を動かし続けられる仕事を選んで黙々とやっていた。合間合間にSNSをながめる。広報担当なので業務のうちと堂々たるものである。ちょっと憧れている東京の版元が求人広告…

4/23

河岸を変えて夜もふけ、皆疲れてそれぞれのコップの水面を眺め出すくらいの時間に、私より30年上の人が、ちょっと思い切った感じで寂しさについて話しだして、ぱちりと目が覚める。一つ前の店で古い映画の話題がしばらく続いたとき、少し寝ておいてよかった…

3/8

直近の仕事は自分で自分が気の毒になるほどの散々さで、大人というのはもう本当に勝手だ。自己憐憫と保身の繭で、目の前がどんどん白くもわもわに、視界不良になっていたのだが、目下困らされている会ったこともない、顔も知らない人たちが、自分への悪口を…

2/27

知恵も知識もなく特別な努力もできない代わりに、できる限りの範囲において真心と誠実さを注ぎ込んだ仕事がほぼ片付き、さびしい。もう少し達成感があるものだと思っていたが、できるまでの間に不測の事態がないか不安だし、もっとできたことが沢山ある気も…

2/20

夜中に髪を切る、にしても、裸でハサミを使う、にしても、どこかの国の迷信にあるだろうなと思いながら、風呂上がりに前髪を切った。母の眉間による皺もこの刃先まではもはや届かないのだわと、高野文子を思い出し、やや高揚する。週末、上司が留守にしてい…

2/14

世の中のことと目の前の仕事量とで結構滅入っていて、スーパーの中をぐるぐる回り、とりあえず白玉粉買って帰った。21時半から妹と白玉パーティー。BGMはPerfumeのJPN。 一袋でおおよそ30個と書いてあったのに出来たのは20個弱で、なぜかと思って鍋のなかを…

2/13

人文知のおこぼれでおまんま食ってる身として何ができるか考えなならん。校了間際の本が多くて仕事で疲れて頭がジンとする。楽しいこととつらいことが交互に来てどういう顔してればいいか分からん。全然たのしくふるまえるし、自ら無知なふりをしてしまうこ…

1/30

カネコアヤノが「君が例えば 知らないところで 誰にどんな 喋り方をしてるとか」とすでに歌っていて、私も私に向けられた言葉と身振りだけを鵜呑みにして、その外側のことはいっさい勘定に入れないことにしたいのだ。その人が伝えたかった通りに受け取りたい…

1/27

仕事が立て込んできてナーバスになっている。休日に仕事のことを思い出すなど滅多にないことで、せっかく日付が変わる前にベッドに入れたのになんとなく緊張で眠りにくい。 今日は以前同じバイト先に通っていた人たちと久しぶりに会った。3つ年下の後輩が人…

1/22

くさくさした気持ちで退社してそのままサイゼリヤに吸い込まれ、パルマ風生ハムと青豆の温サラダとライスと玉ねぎのズッパと白のグラスワインを一度に頼んで豪勢にやった。足りなくなって250mlのデカンタを追加注文したが、あれが200円だったことに今更怖く…

1/21

昨日は映画版「カラオケ行こ!」をみた後にベトナム料理を食べて、それからほんとにカラオケに行き、解散は結局明け方になった。そういう朝にザーザー雨が降っていたり、薄暗い商店街を通って帰るのがなんとなくちぐはぐで、まどろみながらも映画じゃない現…