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自分の部屋では勉強ができない。四連休の真っ最中で、図書館も自習室もタリーズも閉まっているから、妹に泣きついた。案外すんなり部屋にあげてくれて、今も妹の部屋でこれを書いて居る。私だったら絶対嫌だ。基本的にパーソナルスペースに踏み込まれるのが(たとえ身内でも)得意でないから、ためにため込んだ段ボールを積み上げてバリケードをはってでも他者の侵入を阻止するだろう。なんだかんだ世話焼きなところがあいつのすごいところで、私は全然敵わない。さっき食べこぼしたチップスターまみれのカーペットの上で平身低頭して、親愛なる彼女に感謝をささげる。

にしても、帰ってきたら誰かがいたり、思いついた時に冗談を言える相手がいたり、コンビニ行くついでにおやつを買ってきてもらえたりすることはかなり幸せである。一度こういう幸福を知ってしまうと、誰かと一緒に暮らす夢をなかなか捨てきれなくなるだろうと思う。暮らすことそのものが夢になりうるなんて、小さなころには思いもしなかったな。