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カーテンを開けっぱなしにして寝たから、眩しくて6時過ぎに目が覚める。昨日中に出すはずのレジュメがまだ出来上がっておらず、そもそも仕上げるつもりもなくなっていて、せめて締め切り時刻まではとPCを開く。ベッドの上に寝転がったまま、ぼうっと考えて、一行捻りだして、休憩して、また一行分思いついて、みたいな調子で、大変不真面目な態度だった。ずるずると粘液の糸を引くようなタイプ音。取り敢えずここまでは、という部分まで書き上げて、先生にメールした。

夜にzoomミーティングで友人の誕生日を祝う予定があった。先輩から電話で夕飯のお誘いがあって、早めに切り上げれば間に合うかしらと一瞬考えはしたけれど、睡眠不足でもあったから、今回は遠慮する。遠慮はしたけど少し残念で、なかなか夕飯に取り掛かる気になれなくて、でも仕方がないからエイヤと起き上がって、外に出る。もわりとした空気が完全に初夏のそれで、もう逃げ場がないぞと思う。aikoに「湿った夏の始まり」というアルバムがあったことを思い出す。一応出すには出したんだから、景気の善いモノを買おうと思って、いつもは豚ひき肉にするところを合い挽きにして、安売りしていたトウモロコシを買った。今日(明日)の夜はピーマンの肉詰めと、トウモロコシをゆでたのが食べたい。昨日はケチャップライスだけで済ましてしまった。

今日誕生日を迎えた友人は、高校に入る前に転校してしまって、顔を合わせるのはかなり久々だった。同席していた他の友人はずっと繋がっていたらしいけど、私は実のところ、最近ようやく彼女のことを思い出したのだった。小学校のころから塾が同じで、青とか赤とか色付きのシャー芯が筆箱に入っていて、羨ましがったら何本もくれた。変わらず面白くて優しい子だった。これから仲良くなっていけたらいいなと思う。にしても、お互い適当に接しているようで、きちんと気を使いあえるところが、文クズのいいところで、輪の中に入れてくれることが、私はずっと、本当に嬉しい。

嬉しいなあと思っていたら、ちょっと残念な知らせが入って、気分の上下が激しい。仕方ないということも、そう大袈裟に悲しむことでもないことは分かっているけれど、やっぱりちょっと残念に思う。何だか駄々をこねたくなって、やり場がないから一人で足をバタバタさせた。