リクルートスーツを買いに行く。初めは京都駅の伊勢丹を見て回ったが、スーツをまとめて取り扱うような店は見当たらなくて、結局河原町の量販店で購入した。私は腿尻が張る体形、というか単純に下半身が太っちょなので、多少ラインの出るスカートが非常に恥ずかしく思われた。ここでか！私は思った。ここででぶだといたい目見るのか！仕方ないから明日から痩せることにする。今日はタピオカを飲んでしまったのでもうだめだ。
そう、タピオカを飲んだのだった。私の妹はあんなに女子大生然とした風貌をしながら流行りのタピオカに並ばない。ファミマとかスーパーに置いてある、やけにこんにゃくを思わせるタピオカ飲料を好んでいて、他をタピオカと認めない。変わったやつだと思う。私は普通にお店のタピオカが飲みたいけれど、如何せん一人で並ぶのは恥ずかしい。連れだって行くような友人もいないので、いや友人がいないわけではないのだが、タピオカに並ぶよりは家でそうめんを囲んでむせび泣くほうを好む友人ばかりなものだから、それなら妹をと思ったのだが、前述の通りで相いれない。今日は母と一緒にいたから初めてOPAの下のところに並んで購入することが出来た。OPAの下のところはすごい。ドリンクの種類もほうじ茶ラテだのフルーツフレーバーだのハニーソイラテだの何やら沢山あるし、甘さも氷の両も選べる。すごい。長々と何を言っているのか。とにかくタピオカが嬉しかったのである。それだけ。
母も「お腹がいっぱい、もういらない」とか言いながら、いらないといった時点で残りタピ5粒くらいだったので気に行っていたと思う。飲み干した容器を捨てられず、そのまま京都駅行のバスに乗り、地元へ帰っていった。
