6/7

気分が落ち込んだので日記を書き始め、1500文字くらい書いているうちにどんどん落ち込んできて、下がるところまで下がったら妙に頭が冴えて来た。ものを書くということにはこういう効果がある。夕方、たったの四連勤(たったの、ではない!)でどうしようもなく疲れてしまって、「肉、咀嚼できる肉」とうわ言を繰り返しながらほうほうの体で中華料理屋に駆け込んだ。600円のレバニラ定食を頼んで、待ちながら店員どうしの中国語会話を聞くともなく聞いている間、誰も私を知らない国に迷い込んだような気持ちがした。レバニラ炒めはほとんどレバもやし炒めと言って過言ではなく、中華鍋の熱さをそのまま伝えるような温度だった。美味しく食べて家に帰り着いたけれど、どうにも気分が晴れなくて、ベッドに寝転がったままシスコーンを袋から掴んでは食い、掴んでは食った。食べることは好きだけど、食べることではなかなか救われない。外の影響を取り込むことだから。どちらかというと作ったり、あるいはこうして食べたものを書きだすほうがいい。随分前にわかったはずのことを何度も忘れては思い出し、体になじませていく作業。