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昼飯を食べながら引越し業者に連絡をとって段ボール配送を段取り、だんだん。延滞している本を読み終えてから返そうと思い、バイト終わりに図書館にきたはいいが、終始眠たくて全然読み終わらなかった。ちなみに『ナチスのキッチン』である。銃後の主婦たちに向けたプロパガンダ、思い出すのは「この世界の片隅に」ですずさんが実践していた野草食や楠木公飯で、たしか雑誌を参考にして作っていたと思う。リホツキーにみられるような台所デザインをはじめとする徹底的な効率化の動きと、ナチスの方針には若干のずれがあったようだが、舞台を日本に移して同じような研究ができそう、というか既にあるだろうか。

今からすぐに図書館を出てバイトに向かわなければならない。窓際の席でこれを書いていて、さっきから西日がブラインドの隙間を通って後頭部にぶつかっている。風は結構冷たい。歩いていても寝ていても、遠くの方でずっと眉根をよせながら、愛をかたちにしたいんやと念じ続ける。