12/18

父方の祖父が一月末に亡くなり、祖母は八月の頭に亡くなった。どちらの時にも律儀に私と母と妹、三人雁首揃えて葬式に出向き、粛々と参列し、夜には喪服をホテルに脱ぎ捨てて旨いものを食べた。この時のことを今年のうちに、なるべく詳細に書き残しておかないといけない気がしている。あれから全身の水分が抜けきって、人間性を少し失った代わりに、概ねとてもせいせいした気分で過ごしている。これがいいことなのかわからない。