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8時くらいに起きて風呂に入る。洗い髪をろくに乾かさないまま風に吹かれるとぼさぼさになるので本当は夜に入りたいが、入れないので朝に入る。最近夜はぼうっとしてしまうことが多い。ただ昨夜は茶を沸かしていたのでよしとする。水分をとる習慣がなくて冬場などは一日コップ2,3杯で平気で過ごす。あまりよくないのはわかっているので定期的に「水!」と思うようにしている。あとトイレもすぐに忘れるから「トイレ!」も時々思い出すよう努めている。風呂から上がって虫を逃がして、着替えて10時に家を出た。

二軒隣の喫茶店でモーニングのBを頼む。トーストとオムレツとサラダのセット。ここの好きなところは、サラダのドレッシングがマヨネーズベースじゃないところ。あとモーニングがわりに遅くまでやっているところ。昨日図書館で借りた津島佑子を少し読み進めた。多分すごく好きだと思う。店を出てバス停に向かい、バスを待っている間にも読んでいて、緑の多い公園の話の途中で、ふと気が付いて目線をあげたら同じ欅の木がすっくと立っていたので、嬉しかった。

一昨日から美術館のチケットもぎりのバイトを始めた。それほど大きなところではないので来館者は一日100人に満たないくらいで、だから結構暇を持て余す。接客(?)業は初めてで、だからパーテーションの内側に入るのもこれが最初である。壁沿いに設置した長机の、私が座る辺以外の三辺を覆うように仕切りが立っていて、座っていると視界一面透明のカーテンで、景色が少しぼやける。向こう側に明瞭な景色があることが段々確信できなくなって、もしかしたら初めからこんな風に、水彩画みたいになっていたように思われてくる。一緒に働いている方は、50~60代の女性ばかりで、皆さん優しい。まだ上手く話せないが、ゆっくり仲良くなれたらなと思う。

15時過ぎにバイト先を出てバス停に向かい、思い立って家とは逆方向のバスに乗る。週に一度学習支援のボランティアに通っているのだが、ここ3週間ほど休みになっていて、子どもの顔を全然見られていないことが気にかかっていた。いつもの公園をのぞいてみたら、いつも遊んでくれる小学生はいなくて、見馴れた高身長どもが楽しそうにサッカーをしているのが見えた。声をかけるのも気恥しく、また向こうも困るだろうと思ったから公園の前を素通りして、中華を食べて、40分くらい歩いて帰った。最近は移動の際おおむね自転車に乗っているので、イヤホンをつけることができないが、歩きながら音楽やラジオを聞くのはやっぱり楽しい。散歩は楽しくていい。