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電気をつけたまま寝てしまっていて、今日は九時過ぎに目が覚めた。風呂に入って皿を洗って、さて勉強だと思ったけれど、なかなか手につかないので学校に行く。久々に引っ張り出して緑のマキシスカート、ダブルガーゼがしわくちゃになっていて辟易した。

図書館は一応自習できることになっているが、使える座席は限られていて、長くても二時間で退館しろという。言われるまでもなく、二時間経たないうちに集中が切れる。朝からパンとミニトマト4つとおにぎり一つしか食べていなかったので、生協ショップで蒸しパンとジャスミン茶を買った。店を出ると後輩が屋外のテーブルで勉強しているのに遭遇し、ぎこちなく労うなどする。後でパピコがものすごく食べたくなって、彼に半分あげるつもりで買ってしまおうかと思ったが、数か月ぶりの距離感ではない気がしたので、やめた。

蒸しパンを食べてから論文をコピーして、再び図書館に戻る。前期末の時期なので人がやや多い。座席が見つからなかったら帰ろうと思ったが、生憎見つかってしまったのでしぶしぶ座りに行く。写生文関連の論文をニ三本読んで、藤村をほんの少しだけ読んだところでまた落ち着かなくなり、五時前に図書館を出た。いつからこんなに集中が持たなくなったかしらんと訝しく思う。

帰宅途中、人通りの少ない道を中村佳穂を口ずさみながら歩いていたら、前から来る原付が目の前で小さく円を描くように回って、こっちに人差し指を向けながら走り去った。指をさされるようなことをしていた自覚はなく、そもそも一連の行為がどういう意味だったのかもよくわからないが、少なくともあまりいい感じはしなくて、ひどく落ち込んでしまった。とっさに傘でも振り上げて「なんのこっちゃ!」と怒って見せればよかったかもしれない。五感が脳まで達するのがとても遅くて、脊髄反射も人より発達していない(小6の頃、さっきまで火にかけて卵焼きを作っていたフライパンを洗おうとして柄に指がかかり、とっさに手放せなかったせいで結構な火傷をした。その夏の水泳の授業は全部見学して、それから一度もプールに入ったことがない)ので、とっさに怒ったり喜んだりということが難しい。

買い物をして帰りたかったがエコバッグを持っていなかったので諦めて、家に帰って適当に飯を済ます。昨日二合炊いた米がもうなくなった。落ち込んでいたのでエビ中negiccoの対バン映像を見て、BEYOOOOONDSもちょっと見て、ああこのままだと勉強しないぞと思って風呂を挟んで、本を開いて、どうも読めなくて、これを書いている。卒業できるか本当に不安になってきた。将来の見通しが立たないということがこれほど不安なものかと今更気づく。ここに至るまで、直感に任せて行き当たりばったりで生きて来たような気がしていたが、親や先生のお膳立てがあったおかげでどうにかなってきたのだと改めて思い知る。しかしどちらにせよ、そろそろ自分で決めねばならないのは本当だと思う。それにしても、誰かと長話がしたい。つくづく!

全然関係ないけれど、今年の学園祭はどうなるのだろうか。風呂に入っている時にちょっと思いついたことがあるから、ぜひとも開催してほしいけれど。