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話を聞いていると、「潜水艦」とか「クジラ」とか、珍しいあだ名ばかりで笑ってしまった。彼女の昔の友人たちは、それもたかだか十歳そこらの子どもたちは、何を考えて彼女にそんなあだ名をつけたんだろう。からかうように聞いてみたら、彼女は少し口をとがらせて、「そんなの知らないよ」と独り言みたいに言った。気を悪くさせたらいけないから黙っていたけど、彼女にすごくぴったりだと思ったのだった。同年代よりも少し大柄で、猫背が癖になっている。人よりゆっくり歩く彼女の周りの空気は、しっとりと水気を含んで見えた。真夏、随分背が伸びたさとうきび畑の間を縫って泳ぐ彼女の姿はさながら、海の女王が地上に寄越した落とし子だった。私の視線に気づいて振り返った彼女は、少し不思議そうな顔をした後、「早く行こうよ」と私の方へ手を延ばした。今日はなべ底みたいな暑さだというのに、なぜかひんやりと冷たい手だった。私は彼女に憧れていた。

私がこちらに移住する4年前、彼女もまた、両親の故郷である北海道から越してきたのだという。明日遊びに来る「みっちゃん」は、元いた小学校で一番仲の良かった子で、ちょくちょく手紙も交わしているらしい。

 

ちょっと面倒くさくなってしまった。エビ中小林歌穂ちゃんと沖縄で親友になる夢を見てすげ~~嬉しかったという話である。気が向いたら続きを書く。