12/29

早起きするつもりでさっさと寝たのに、一度風呂に入るために起きた後、下着のままもう一度布団に入って、愚図ぐずしていたら夕方だった。こんなことなら朝まで友達の家にいればよかったかなあ、とか、今日のうちに帰省すればよかったかなあ、とか思う。年末なのだし、こういう日があってもいいかもなあ、とも。

最近就活支援サークルの運営団体に入ったらしい友達から連絡が来る。遠慮ぎみに見えて、その実曖昧な返事を許さない、あの運営者らしい口ぶりに動揺して、三回くらい読みなおしてから、「就活する気はあまりなくてね」と正直に伝えた。その後個人的な話をしたら、ちゃんといつもの適当な口調に戻って、ようやくほっとした。

将来に不安があるのは間違いなくて、いまでもどうすればいいのか分からないし、今までどうやって決めて来たのかも忘れてしまって、ちょっと怖い。ずっとこのままいられればいいのにと思う。「また遊ぼうね」の「また」に許された時間だって、どんどん減っていく。高校から大学に進学する時、「ああこの人たちと今まで通りに遊べなくなるのか」と寂しく思ったあの気持ちから三年も経って、変わり映えのしない寂しさに苛まれる。21にもなって。