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昨日は12時くらいに起きて、ということからまるきり嘘で、本当は8時には目が覚めていたんだけれど、何だか授業に行く気になれず、カーテンも開けずに布団の中でうごうごしていたら、いつの間にか昼だった。朝から活発に動いているslackを横目に、今頃彼らはどこをはしっているんだろうなと想像して、我に返って情けない先輩だなーと反省する。またうごうご。

叡電に乗って一乗寺で降りる。本屋で差し入れを買った後、その日最後の授業だけ出るためにまた叡電に乗って、学校に行く。遅刻しそうになって焦った。社会言語学の簡単なテキストを英語で読む授業で、男女の会話スタイルの違いについて、例を交えて説明される。違ってることを知る事は、優しくなるためには必要だけど、私はもっとその先を見たい。違ってることなんか当たり前、って顔で、同じ部分を見つけあいたい。見つけるたびに本当に嬉しい驚き顔で。

とても大切な友人と夕食の約束があったので、食堂前でぼーっと立って待っていた。スタジャンを着た後輩が私に気づかず颯爽と通り過ぎて行って、私は何故か顔向けできないような気持になって、マフラーで顔を隠した。今日も時々彼らを見かけた。彼等にとってはこれが本番で、それも最後の本番なのだ、と思ったら、腹の底からごぼごぼしてきた。私に何ができるだろう。

そう、ハンバーグを食べた。前にもそのこと何度か行ったことのある店で、相変わらず体育会系の健康そうな人が沢山いて、肉と飯をほおばり喰っていた。私たちはすこし遠慮気味に、二人用の向かい合った席がすこし気恥しかったのもあって、思い出話とか、明後日からのこととか、後はもっぱら共通の知人の噂話をしていた。名残惜しくて食べ終わった後も、テーブルに備え付けられた柴漬けを、ご飯もないのにそれだけで食べていた。帰り道、家まで送ってくれるというから、さっきは恥ずかしくて言い出せなかったことを私から切り出した。一昨日彼女に電話した内容が、まあ内容だったから、本来その話をするはずで、昨日は集まったのだった。彼女はちょっと驚いた顔で、そのあと100%のニヤリを頬骨のあたりに浮かべて、「言いださなきゃこのまま終われたのに!」と言ったので、私は観念した。家の前にあるミスドに入って、できるだけ、洗いざらい話した。あの人がどれだけタイミングが良くて、私が参ってしまっているのか、とか、色々。言ってないこともあってずるいんだけど、誰も得しないよな、とも思って黙ってた。

家に帰ってLINEを見たら通知が来ている。本当に、狙ったようなタイミングで、ボールを投げてくる人だと再確認する。風呂に入ったあと電話した。朝までずっと電話していて、いつの間にか私が寝ていて、気が付いたら切れていた。また昼頃に目が覚めた。